★「若葉台は高度少子高齢化?」
若葉台クラブの会員数が116人と聞いて、まてよ、じゃあ若葉台の人口構成はどうなっているんだろう・・・と気になり始めた。
そこで、若葉台自治会のホームページを覗いてみた。が、何の情報も得られなかった。何故その様な重要な情報がそこに掲載されていないのか疑問に思ったが、諦めて、定期的に統計を出している市及び総務省のホームページを検索した。
そこには詳細な人口統計が公表されていた。市民への重要な情報公開サービスである。
さっそく自分流のデータ分析を試みたら、がっかりすると言うか悲しむべきと言うか、所謂問題となっている少子高齢化社会の縮図の様なものが見て取れた。 以下思いついたまゝ記してみた(表1参照)。
■平成25年1月の市統計資料に依ると、若葉台の総人口2,442人に対して何と60歳以上の高齢者人口は1,347人(総人口の55.2%)で、既に若葉台住民の2人に1人が60歳以上の高齢者なのである。正直なところ高齢化がここまで進んでいるとは思っていなかった。
**** ところで、当若葉台クラブの8月末現在の会員総数は116人(原則60歳以上の若葉台在住・在籍者が対象で自主参加)。と言う事は。対象者総数の8.6%しか当クラブに加入していないのである。私は役員でも何でもないので、この値に対する論評は差し控えたい。
クラブの会則では、傘下のサークル活動への参加は当クラブに加入しなくても参加できる事になっている。ただし、各サークルは当クラブからの助成金を得て活動しており(この助成金の原資は会費の他・資源回収等の自主事業収益・それに市と自治会からの補助/交付金等であるので)、当クラブの会員となってサークル活動をするのが常識である。また、若葉台の外部の人の参加はあり得ない。****
■次に、総務省の平成25年1月の人口統計資料に対応し、総務省の言う、年少人口(0~14歳)・生産年齢人口(15~64歳)・老年人口(65歳以上)と言う人口形態別に編集して見てみると、若葉台の老年人口は947人、全体に占める比率は38.8%で全国平均を14.5%上回っている。また老年人口は年少人口(170人)を777人(4.6倍)上回っている。
一方、生産年齢人口は全体の54.3%を占め8.4%、年少人口は全体の7%を占め6.0%それぞれ全国平均を下回っている。更に第一次ベビーブーマーと言われる年代層(若葉台では約35%を占める)が数年の間に老年人口に移る事になる。つまり、若葉台の現状は少子高齢化が際立って進行していると言える。
■尚、平成23年1月の人口統計資料と比較して見ると、若葉台はこの2年間に全体で117人減少。 内訳は何と老年人口が150人増加し、生産年齢人口が244人減少、年少人口が23人減少している。正に少子高齢化が急速に進行している現状を示している。
■平成23年7月の厚労省発表によると、日本人の平均寿命は男性が79.64歳 、女性が86.39 歳である。
我々70歳代前後の者に残された人生は全体の1/8(10~15年)、言わば、あの世に片足を突っ込んだ状態で毎日を送っているのである。ピンピンコロリでない限りその内の凡そ2/3(6~10年)が健康で過ごせる期間であろうと思う。
時間は容赦なくあっという間に過ぎて行く。退職後の十余年が何と早く過ぎた事か。我々にはもう僅かの時間しか残されていない。サークル活動に参加したり、趣味を楽しんだり、一秒一秒・瞬間たりとも無駄にする事なく精一杯生きたい、そして最期に「変化に富んだ幸せな人生であった」と自分自身率直に言い切れるそのような余生を送りたい・・・そう思っている。
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