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★iPS細胞から卵子、出産、世界初


10月5日、「マウスのiPS細胞から精子に続いて卵子も作る事に京大研究チームが成功、米科学誌サイエンスで5日発表する」との報道があった。

また、その卵子を通常の精子と体外受精させ子供や孫も生まれた。iPS細胞から生殖能力のある卵子が出来たのは世界初と言う。

ついに、皮膚などの体細胞だけからiPS細胞経由で新しい生命を誕生させられる」可能性が出て来たのである。


世界初iPS細胞から「卵子」作りマウス誕生

105 627 NHKNewsWeb

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体のあらゆる組織や臓器になるとされるiPS細胞から卵子を作り出し、体外受精させてマウスを誕生させることに京都大学の研究グループが世界で初めて成功した。

不妊症の原因の解明に役立つ一方ヒトの皮膚の細胞から生命を誕生させる技術にもつながるため倫理面での議論が必要になるとみられている。

この研究を行ったのは、京都大学大学院医学研究科の斎藤通紀教授の研究グループ。
研究グループでは、メスのマウスの体の細胞から作ったiPS細胞に特殊なたんぱく質を加えて、卵子の元となる「始原生殖細胞」に変化させた。

そして、この細胞をマウスの卵巣の中に移植して育てることで、世界で初めて卵子を作り出すことに成功した。

またこの卵子を精子と体外受精させ受精卵をメスのマウスの子宮に着床させたところ正常に成長し、マウスも誕生したとのこと。

研究グループでは、去年、マウスのiPS細胞から精子を作り出すことに成功していて、今後、不妊症の原因の解明が進むと期待されている。

しかし、これらの研究成果はヒトの皮膚から精子と卵子を作り出し、生命を誕生させる技術にもつながるため倫理面での議論が必要になるとみられている。

斎藤教授は、「これまでわからなかった卵子のメカニズムを明らかにし不妊症の原因の解明が期待できる。ただ倫理的には研究をどう進めるべきか社会全体で慎重に考えていくことが必要になる」と話している。



iPS細胞から卵子 生命の作製、倫理に課題 不妊治療には期待


2012.10.5 09:02
NHKNewsWeb


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研究成果を発表する京大の斎藤通紀教授(左)と林克彦准教授(安元雄太撮影)


京都大大学院の斎藤通紀(みちのり)教授らの研究グループが、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から精子に続いて卵子を作製し、子供を誕生させることに成功した。

今後、生殖細胞(精子と卵子)の発生メカニズムや不妊治療の研究などへの応用が期待される半面、人工的に作ったヒトの精子や卵子で受精卵が作れるようになる可能性も芽生え、倫理面で新たな議論も巻き起こりそうだ。

「不妊に悩む女性の6~7%は卵子を作れず、現在の医療では別の女性から卵子の提供を受けない限り、妊娠は不可能だ。今回の研究は、そうした患者にとって光となり得る」。今回の研究成果について、森崇英(たかひで)京都大名誉教授(生殖医学)が評価した。

iPS細胞は、皮膚からでも作製できるのが特徴。成果をヒトに応用できれば、さまざまな細胞から卵子を作る道が開ける。さらに、卵子ができるメカニズムの解明につながれば、先天性疾患の原因究明にも可能性が広がる。

ただ、実現にはまず技術的なハードルがある。実験動物としてさまざまな個体を人工的に作れるマウスほど、ヒトの細胞を扱う技術は進歩していないからだ。

今回、研究グループは、iPS細胞から作った始原生殖細胞を、胎児の体細胞と混合させ、培養した後でいったんマウスの体に戻し、卵子を作ってから再び取り出す手法をとった。

野瀬俊明・慶応大特任教授(生殖発生学)は「生体の力を借りた部分をどう体外で再現するかが、次のステップになる」と指摘する。





iPS細胞から卵子 世界初、マウス誕生 京大院グループ成功

2012.10.5 08:09 NHKNewsWeb

さまざまな組織や細胞の元になる能力がある人工多能性幹細胞(iPS細胞)から卵子を作り出し、マウスを誕生させることに、京都大大学院医学研究科の斎藤通紀(みちのり)教授(発生生物学)らのグループが世界で初めて成功した。

5日付の米科学誌サイエンス電子版に掲載された。グループは昨年8月にマウスのiPS細胞から精子を作製しており、理論的には、iPS細胞から作製した卵子と精子を受精させ、新たな生命を生み出すことが可能になった。

グループは、マウスの雌の胎児の細胞からiPS細胞を作製。特定のタンパク質を加えて分化を促し、精子や卵子の元になる「始原生殖細胞」を試験管内で作った。
これを、別の雌の胎児から取り出した体細胞と混合させて培養。卵巣に似た組織を体外で作った上で、雌マウスの卵巣に移植し、卵子を育てた。

約4週間後、移植先から卵子を取り出して体外受精させたところ、健常なマウスが誕生。このマウスが親となり、孫にあたる子供を産めることも確認した。胚性幹(ES)細胞でも同様の結果が得られたという。

ただ、受精卵から子供が誕生する確率は、ES細胞から作ると通常の約4分の1、iPS細胞ではさらにその半分程度にまで下がった。細胞分裂の過程で何らかの問題が発生している可能性が高いという。

斎藤教授は「ヒトへの応用にはかなりの研究が必要。倫理的な問題や安全性の課題をクリアできるか、多方面から検討していきたい」と話している。

【用語解説】人工多能性幹細胞(iPS細胞)
筋肉や血液、神経など、さまざまな組織や臓器になる能力を持つ新型万能細胞。通常は皮膚などの体細胞に遺伝子を導入して作る。京都大の山中伸弥教授が平成18年にマウスで、19年にヒトでの作製に成功したと発表した。

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iPS
細胞から卵子、出産
京大がマウス実験

10月5日付朝日新聞

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人への応用高い壁


10月5日付朝日新聞


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